恩を仇で返すか・・・習近平

中国の指導者の資格で重要視されるのが、日本の天皇との関係であると、「城山英巳」の著に詳しい。小沢一郎が、習近平の、天皇訪問を執拗に当時の内閣に要請したことは、一部、メディアにも報道された。当時の天皇陛下の体調や公務の忙しさからは、当面は無理との結論がでていたのだから・・・しかし、中国は、次期トップの椅子が約束されている「習近平」への格付けのためにも、天皇陛下訪問を実現させたかった・・・また、民主党議員・・・特に小沢チルドレン・・・40人を引き連れて、胡錦濤と握手をさせる為に、大挙して訪中・・・胡錦濤も躊躇ったと、一部メディアは伝えていたと言う。その映像を見ても、胡錦濤の迷惑気な表情が印象的である。

そして、尖閣列島への執拗な接近、そして、今回のミサイル・レーダーの照射・・・等々、問題の頻発・・・小沢一郎が、目的を持って、この二つのことを促進したのか・・・この亡国的な行動を咎めるメディアもマスコミもないのが悲しい。最も、先の裁判で「小沢」は死んだと判断したのであれば、それはそれで、納得しないでもないが・・・川に嵌って、這い上がろうとする「犬」は、徹底的に打て・・・と、中国の箴言としてあるのではないか・・・私は「魯迅」に一節に読んだことがある。上杉謙信武田信玄に送った「塩」の話とは“間逆”な話だが、これが、中国人のエートスとして、我々は、近隣の交わりをするべきであろう。

メディアには、大物政治家として扱われる小沢一郎だが・・・先の見えない、愚かな木偶の坊に見えないこともない。その中国を訪れた、小沢一郎の分身の鳩山一郎が、反国家的な発言を繰り返して、中国政府の称賛を浴びて得意顔・・・我々は、この様な「獅子身中の虫」を抱えて、国家経営に苦心している政治家を助ける世論も大事にしなければならないのではないか・・・拉致家族の苦境を他所目に、朝鮮学校(北・系列)を、日本の高校並みに扱えと・・・叫ぶ野党の声が、今も聞こえる。そんな政党を存続させている我々の政治感覚は大丈夫か・・・ウエブ選挙が、その力になって欲しいと、願うだけ。

何があっても、「ジーと」我慢の日本国民・・・先の「アジア・太平洋戦争」の禍根を大事にして日々を暮している国民でもある。今も、中国大陸から流れて来る「有害気流」にじっと我慢の我々である。ただ・・・この我慢が、多くの中国人・・・とりわけ幼い子供達の命を奪うことになるのかも知れないと言う危惧は残る。しかし、中国政府と呼ばれる欺瞞政府にとって、生きていて欲しいのは、「共産党員」という国民だけ・・・何人でも良い・・・子供達の命を救ってやるべきではないか・・・共産党が、かつての共産党の良心を取り戻す可能性・・・恩讐を超えた、終戦時の政策・・・を、私は信じたいのだが・・・。