ニュース・アラカルト

①エジプト、チュニジア・・・・アラブの春で誕生した政権が揺さぶられている・・・政権を誕生(交代)させた若者たちが、「事、志と違った・・・」ことに怒っているらしい。「大義なき革命」の顛末と言うべきなのだろうと、私は思う。「大義なき政権交代」が、色々と、其処に生じた色々な亀裂を、現政権・・・政権交代政権交代・・・を揺さぶっている。しかし、先日の世論調査では、支持率73%・・・多分のお祝儀的なものもあるだろうが、何を措いても、我々に「夢」の様なものを感じさせてくれている事は現実であろう。このまま推移するとは、私は思わない・・・恐らく、先の政権交代の結果に学ぶべきものを学んだ人々も、過剰な期待には慎重だろうと、思うし、思いたい。
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アラブの春・・・中国大陸から汚染気流の様なものではないか。そもそも「アラブの大義」が、6世紀の、創始者マホメッドの予言と同じなのだから、相当な無理がある。遊牧、あるいは、ラクダと共にあった通商の時代の理念・思想を、そのまま今日に適応させようと言うのだから、どだい無理がある。勿論、その様な思想、考え方、理念があっても良い。しかし、それはノスタルジアであり、祖先回帰の己の思想であるべきで、「政治」レベルで議論されるべきではない。世界を知った人々、とりわけ、若者、女性を桎梏の中に閉じ込めるのでは、まだまだ、この騒乱は続くのだろう。あるいは、石油を食いつぶしてしまうまで・・・

②「同意人事」・・・民主党が、またぞろ分けの分からい論理を振りまわしている。衆議院の敗北が、輿石氏の失態とは決められないから、何とか、左翼の陣地・トーチカを死守したい気持ちが、民主党の「次期政権」を考える余裕を与えないのだろう。つまり、彼には「今」しかない。その「今」とは、己の椅子のことだろう。
マスコミに漏れたら「候補」として認めない・・・識者や自民党が主張する様に、憶測は、マスコミ、メディアの常套手段である。スクープが、メディアの命であるかぎり、ニュースのリークは存在する。秘守義務をお互いに確認し、厳しい緘口令でもってしなければ秘密は保てない。しかし、是の行きすぎは、独裁を生み、専制を可能にする・・・リークとは、別の安全弁なのである。左翼組合が、常に、経営と秘約をしながら、経営側には秘守義務を押し付け、自らは、リークしながら、組合員を宥めてきた、その手法・歴史が身についてしまっているのだろう。私には、民主党の「バカぶり」だけがクローズアップして見えてくる。

③学生企業・・・学生企業家を支援する。そんな団体があるのだ・・・心強いニュースだった。竹製の自転車が好評を得ていたが、戦後の子供の世界では存在していたものだ。勿論、ニュースの映像の様な立派なものではない。ゴミ捨て場で、彼方此方の部品が朽ちた自転車を拾って来て、「竹」で補強して、乗って遊んでいた。勿論、器用さがないと不可能なので、私等が手を出すことはなかったが、自転車が壊れるまであそんだら、そのまま、ゴミの世界に戻していた。数時間は遊べたから、詩作品を映像にみながら、私は有望だと思った。また、「ベビーカー」などにも、利用を拡大できるのではないか・・・特に店内用のベビーカーなら、竹の強度で十分なのではないか。金属にはない、竹の自然のしなりが、幼児をして、気持ちよくさせるのかも知れない。

こうニュースを並べてみると、何となく希望が見えて来る。我が街では、先日「市長選挙」があった。結果的には現職が勝利したが、対立候補を応援していた人の元気がない。政策も政治理念も同じ様なものだから、選ぶ法としては現職が安心である。故に、私は現職支持。また、対立候補の選挙運動は粗末だった。一部のボランティアグループに参加していることに安心があったのではないかと、私は推察するのだが、地域の地理も分からないままに選挙カーを走らせている・・・私には、そんな光景が見えていた。なんとなく、参議院民主党の輿石幹事長(?)の姿のダブって見える。ダメなものがダメになる。「健全だなぁ・・・」と、そんな感想!