オリムピック・レスリングに揺れる醜さ・・・・

レスリング競技が、オリムピックから外される。日本中が大騒ぎしている感があるが、これもメディアの一人がってな大騒ぎかも知れない・・・そんな気がする。

そもそも、桜宮高校の顧問の暴力問題も、このオリムピックの騒ぎを誘因する「金・病」が、誘因になっているのだろう・・・と、私は想像する。「根性」、「気合い」、「やる気」・・・等々、科学的な根拠のない言葉が、飛び交うのが日本のスポーツ・・・運動と言うべきか・・・の特徴だと、最近のTVに登場するスポーツ関係者、評論家が語っているが、彼等は才能ある人々だから、暴力とは無縁のものだったのだろう。
「金・・・・金、されど金」と騒ぐから、今回の、レスリング問題にしても、何故オリムピックの競技から外されるのか・・・と言う事についての議論は全く深まらない。「日本のお家芸だから・・・」そんな台詞が、国際的な場で通用すると思っているのか・・・日本国民の卑しさ以外の何ものでもない。柔道・・・これも、オリムピックで「金」が欲しい一心でオリムピック競技としての名乗りを上げた・・・世界の各地で愛好者が増えていたので、オリムピック競技に加えられて久しいが、日本の思惑は、現在の所、見事に外れている。

TVに聞く関係者の言葉からは、復活は難しいのでは・・・と、私は思うが、そこは色々な手練手管が弄されるのだろうから・・・スポーツマンシップからはほど遠い話として・・・即断は出来ないが、日本人が勝てないルールでも編みだせば、その時は実現するだろう。

体罰」、「虐め」・・・これが、社会的ニュースとして騒がれるこの国の実情・・・他の国に、民族にないはずがないのだが・・・恐らく、東京オリムピックも、望み薄だろう・・・「金・・・金」と騒ぐ、経済大国の面子でもなんでもないことに熱を上げる国民性・・・と言うより、世界に眼を向けた時のコンプレックスが抜け難い実体がある。
「二番じゃいけないのでしょうか・・・」の台詞も、スポーツの世界なら許されるのだと、私は思うのだが・・・「それは許されない・・・」との答えが返ってくる実情がある。負けない為には参加しないことだ・・・と、私の嫌みも通じない。

スポーツは、競うものであり、見世物であり、時に曲芸である。平和の祭典という向きもあるが、それは違うだろう。「戦争」の代わりに、「身体や技」を競って、ストレスを解消しようという程度のものではないのか・・・身内の武闘とでも言うべきか・・・。スポーツを知って、高々百年そこそこ・・・まだまだ幼稚なのだなぁ・・・と、私には嘆かわしい。