「核」と見紛う「隕石」を考える

隕石の軌跡を初めて見た・・・TVに・・。実際に目にした人々の恐怖は・・・如何なるものであってか。よくぞ「核」と見誤らなかったものだと、私は思う。ミサイルの弾頭の「核」の侵入は、核の如くに、軌跡を描くのだろうか・・・。ロシアの該地区の人々の恐怖が思われる。

隕石が接近していることは、数日前のニュースでおぼろげながら知っていた。しかし、それが地上に落下するとは、夢夢考えていなかった。そして、ニュースに、その軌跡を観た時の実感は、不謹慎だが、「美しい!」だった。そして、地球の大気圏が存外に薄いものだとも・・・。つまり、大きな隕石だと、そのまま、高熱を保持したまま地球に激突するのだと・・・次の瞬間、北朝鮮に落ちればよかったのに・・・とも、考えた。さすれば、地球上の問題が、一つ解決する筈である。北朝鮮でなかったのは、やはり「神の思し召し・・・か」・・・キリスト教イスラム教、ユダヤ教的には・・・。仏教徒の私には「運」だとしか言いようがない。悪魔払いで避けられるものではなさそうである。
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是を書いている途中で、落下地が、ロシアの「核・銀座」と云われているのだと、知った。もし・・・と、考えれば、プーチンならずとも驚愕であろう。あるいは、多少の危険な状態が惹起しているのかも知れないし、核のサイロに異常が生じているのかも知れない・・・ニュースが待たれる。
小惑星の重さは、Xトンと新聞報道だが、実際にはもっと大きく、重かったのでは・・との報道もある。幾多のシミュレーションで検証がなされれば、比較的近い実体が解明されるのだろう。だからと言って、地球上の科学で・技術で避けられるものでもないだろうが・・・大都市の住民も覚悟が出来るのだろう。各国がミサイルで・・・とは、ならない。的を外れたミサイルが多国に被害を齎すことも考えねばならないのだから。世界の都市で、東京が最も被害が大きくなるのではないか。余りにも密集した都市である。先の大戦の空襲でも、最も良く燃え、破戒された都市だったのだろう・・・と、思うから。

この隕石で、世界の都会のあり様が問題になることは無いだろう・・・何故なら、自分の所には・・・無いだろう・・・と、想像するから・・・。もし落下したら、「想定外」。原発に落ちたら・・・跡片もなく微塵に吹き飛んだら、あるいは「手間」が省けるか?・・・しかし、中途半端な破壊に終わったら、厄介であろう。私は、小宇宙を軍事的に利用する研究が進むのではないかと、危惧する。その時、地球に、世界最期の日が訪れるのだろう。