白鵬・・・時間前に立つ・・・大阪場所7日目

白鵬がいきなり立った・・・再生ビデオがなかったら、実況で満足せざるを得なかった・・・現在の時間制が何時から行われる様になったのか・・・ウイキペディアで調べたら、昨日(16日9の「時天空VS白鵬」の記事が、もう出ていた・・・毎日更新されているのかな・・・少々驚いた。

この記事に依ると、制限時間は、1928年の、ラジオの大相撲・中継から始まったとある。当初は、幕内は「10分」だったと言うから、今とは違って、大不況(恐慌)下にありまながら、まだまだ、日本人には余裕があったのかな・・・もちろ、国技館で相撲を観戦できる人はすくなかったのだと思うが・・・すくなくとも、その経済環境にある日とには余裕があったと言うことだろうか。私など、TVの前で・・・「早く立て・・・」と力士を叱咤している1人なのだが・・・。

しかし、今朝の、サンデーモーニングの中で、岸井解説員(TBS)が、あれは、見合っている時、時天佑が、白鵬に、気分的な挑戦をしていたのだ・・・と言う説明があった。普通は、横綱が待つ側でなければならないのだが、今にも「立つぞ・・・」の表情を見せ、前のめりになっていたということらしい・・・。白鵬にしてみれば、「ならば・・・受けてやろう!」との気合いだった・・・そんなことらしい。

弱いものが、その弱さ故の不安から強者を挑発する・・・やられれば、非難は強者にあつまる・・・その効果に依存する卑怯さなのだが・・・私にも覚えがないわけではない。解説が「舞の海」だったから、深くは触れなかったが、北の富士だったら、どんなコメントが聞かれたか・・・北の富士の解説が楽しみである・・・触れてくれれば・・・・。

相撲の面白さは、この「仕切り」にあると言って良いだろう・・・柔道が、国際化して面白みが減少したと思うのも・・・私には・・・柔道にも存在したかも知れない、この相撲の持つ「仕切り」のマナーが、消滅して・・・唯の格闘技に変身したことにあるのではないか・・・。格闘の中に、相手との間合いを測る・・・西洋のスポーツマンシップとは、一味違う、スポーツマンシップが存在する・・・と、言えないだろうか・・・。

私のブログも、そんな相撲の精神を大事にしながら書きたいものだ・・・・と、思う。