キプロスが面白くなってきた・・・・

朝刊の、浜矩子氏のコラムで、キプロスの騒動が、ドイツとロシアの鞘当的なものであることを知った。キプロスの騒乱・・・ギリシャVSトルコ・・・は、随分遠い記憶になっていたが、1974年の事なのだそうである。これで、オリムピック招致の意味も分かる様な気がするし、大金を使って、東京招致に意味があるのかと、疑いが生れる。

私の感想・予感では、このまま世界の平和が曲りなりに保たれれば、2020年のオリムピックは、トルコにほぼ確定だろう・・・国名はどうであれ、北キプロスキプロス共和国(英連邦)を、オリムピック招致の条件で併合するか、両政府を存続させて、連邦とする・・・この場合、現・キプロス共和国は、英連邦を脱することになるのだろうが・・・その合意が、今回、オリムピック招致の裏に、政治的に了解されているのではないか、トルコに決定する時の条件になっているのではないか。スペインも日本も、茶番を演じているだけではないのか。ニュースでは伝わらないが、スペインは、そのことを承知で、冷静に対処しているのではないか・・・日本のメディアだけが、空騒ぎをしているのではないか・・・。視察団が、地下鉄の建設を評価しているのが、胡散臭い・・・今時の感がする・・・。

そして、浜矩子氏のコメント・・・銀行預金の一定額を税金として徴収・・・大口の被害者は、ロシアの富豪だという。浜氏は、ドイツがロシアに仕掛けて「嫌がらせ・・・」と表現しているのだが、あるいは、プーチンの応援になるのかも知れない・・・とも思う。つまり、ロシアの富豪の「マネーロンダリング」にキプロスの銀行が使われている・・・かつては、税金逃れに使われていた時期もあったが、EURO加盟からは、マネーロンダリングが主らしい。面白いニュース、解説が、出て来るだろう。池上章が黙っている分けがない。その時に、私の理解も深まるだろう・・・と、期待している。

キプロスの銀行取り付け騒ぎ・・・結果的には、預金の引き下ろしに不自由するキプロス国民には迷惑な話だが、公的、国家的には、財政破綻の状態ある国家を救うためには、財形の為だけに銀行を利用する外国人が加害者との論理は成り立たないのか・・・つまり、キプロスに恰好な投資先があれば、外国人預金者も歓迎であろうが、唯、利子を稼ぎ、マネーロンダリングの為に利用されて堪るかとの感情もあるのではないか。今回の、一部を税金として供出させる・・・世界の金融習慣には馴染まないでも、マネーロンダリングも、後知恵の財形の一部だとしたら、税金徴収も強ち批難されるものでもないだろう。浜矩子氏は、その著書のなかで、動かない高齢者の預貯金を動かす手段として「マイナスの利子」を提案している。この国・日本は、利子がどんなに安くても、苦情の出ない国だから、外国の税金逃れの預貯金が積み上がる心配はないのだろうが・・・国内に、日本人の恰好した「外国人」が存在し、それが増えて行くことへの触角は鋭敏にしておくべきかもしれない。


金利を下げ、為替を円安にし、お札を沢山刷っても・・・お札が、世間を循環しない。物価が上昇しない・・・結局、預貯金の元金に課税する・・・私は、当面、賛同しておきたい!