厄介者が世界を変える・・・・

やっかい者・・・・
私世代では、馴染み深い単語・言葉であるが、最近は、殆ど聞かない・・・しかし、それが、陰湿化して、教室・学校の虐めの問題を惹起しているのだろう。加えて、一部の教師に、その「やっかい者」の仲間入りしている存在もあるらしい。私自身、高校の時に、そんな教師と出会ったことがある。体育の教師で、部活の少年達には人気ものだったが、私の様な腕力を持たない少年には蛇蠍の如くに嫌われていた・・・派手な衣装で、大きなオートバイに乗って登校し、狭い校門を、生徒をはじく様に出入りする・・・側に近づかなければ、被害はないのだが、体育の時間に、少しでも不満げな表情が見えると、野獣化する・・・一つの「人種」としての知識にはなった・・・私の「差別」の対象である。

金正温・・・若き貴公子と評価した識者も多分に存在するのではないか。表情からは、可なり頭脳明晰な青年と見える。そうなのかも知れない。しかし、明晰な頭脳も、使い方、あるいは、己の「力」・・・政治力であり、分析力である・・・諸般の要素を含むものであるが・・・が、直面した現実に対抗するには不足したと思う時、しばしば、現有に同調せざるを得ない・・・力を付けてきたら・・・と、思っている中に、獅子身中の虫ならざる(権力闘争の渦中に巻き込まれる・・・)存在にになってしまう。朝鮮の政治家だから、論語朱子学は、結構学んでいるのであろうが、肝心の軍人たちが「無学」に近いのでは、その学問的・力は通用しない。歴代の王朝の文民官僚の苦しめられた歴史的事実であり・・・韓流時代劇ドラマの、底流を流れる理念でもある。・・・今、「武人の時代」を楽しんでいるが、怠惰な王を駆逐したまでは成功でも、生き残った官僚との争いには、勝利が見えない現実が面白い・・・。

ミサイル、核の技術は、世界に伍していけるそうだが、通常兵器は見る影もない実体なのだそうだ。加えて、兵士は、軍事訓練よりも、畑仕事が重要かつ、欠かさざるものであって、実戦には役立たずだろうとの評価・・・恐らく、その実体は、金正温には見えていないのではないか。勿論、区民にも・・・。

そして、現況を憂う要人、閣僚、加えて軍人・・・Coup d’étatの兆候がないわけがない。その動きが伝えられないのは、地下組織化しているのか、隙を伺っているのか・・・更には、金正温を「裸の王」にして、次の政権が機会を伺っているのか・・・何れかであろう。恐らく、易姓革命、Coup d’étatに関しては、我々日本人の数倍の力を有する民族であると、私は評価する。少なくとも、二千年間を、一統で継続した王朝の日本人にはない「政治性」を有する国民、民族だと思うから・・・。但し、奴婢には革命もCoup d'étatも不可能・・・hegemonyを握るのが、軍人か、官僚か・・・はたまた第三勢力か・・・・


恐らく、苦悩の渦中にあるのは、中国だろう。甘やかし過ぎの瑕疵である。もし、韓国に併合されれば、朝鮮戦争の犠牲は・・・厖大な歴史的損失として、世界の笑い物になるだろう。アメリカを学習させたのは、真珠湾の体験であり、教師は日本である。ミッドウエイ、グアム・・・あるいはハワイ・・・あるいは犠牲を織り込んで、乾坤一滴のchanceをまっているのではないか・・・もし、成功すれば、PAX-Americanaの大団円となるであろう。「厄介者が世界を変える」・・・私は、そう予想する。